北の海の厄介者?だった「オオズワイガニ」大阪で大ブレイク!“海の異変”で食卓も変化2024
(様似町の漁業者)「カレイ目的の刺し網に余計なオオズワイガニが山ほどかかる。口の周りの網をかじってぼろぼろにするんだわ」 網を食い破るほか、小ぶりなため食べられる部分が少ないなど、大変な目にあわされたといいます。
しかし今や、この地区になくてはならない存在に― (漁師 堤明光さん)「オオズワイガニも大きくなって値段が上がり、助けられています」 評価が180度変わった背景には、全国的な人気の高まりがあります。
食の都・大阪ではー
(森永記者)「大阪市内のスーパーです。海鮮コーナーで目に入ってくるのは松葉ガニ。その横には北海道産のオオズワイガニが売られています」 やっかい者のオオズワイガニが、なんと大阪にー
山陰を代表する海の幸・松葉ガニは2万円で売られていましたが、隣に箱一杯に並ぶ北海道産のオオズワイガニは、松葉ガニのおよそ10分の1の価格・2000円を切っています。 並べてみても、色も形も大きさまでそっくりです。 2024年のオオズワイガニは大きく成長し、食べられる部分も増えたといいます。
(客)「安いので使いやすい。北海道で安く売っていると聞いたので送ってほしいですね」
この店では2023年の末からオオズワイガニを売り始めて、当時の価格は10匹で980円。 徐々に市場価格も上がってきましたが、依然として買い求める客は多いといいます。
(たこ一 緑橋店 佐々木健晴さん)「松葉ガニが豊漁なんですけど、オオズワイガニが安いのであっちに流れていっている。本当にカニなの?という質問はよくありましたけど、それにめげずに売り続けても売れていたので、これはおいしいカニです」
(客)「カニ1つ!」 (客)「うまそ!!」