なぜカワサキSS350マッハⅡは、“ジャジャ馬”の異名をもつのか? 今乗っても刺激的な2ストロークマシンに迫る
1970年~80年代に発売された国産旧車が、“絶版車”と呼ばれ人気だ。当時憧れていた世代はもちろんのこと、今どきのヤングライダーたちも“カッコいい!” と、注目する絶版旧車の魅力を、ダンス&ヴォーカルグループlol(エルオーエル)メンバーの佐藤友祐と元バイク雑誌編集長・カワニシが語り合う。今回は、“ジャジャ馬”の異名をもつ2ストロークマシン、カワサキ「マッハⅡ」に試乗! 【写真を見る】極上のカワサキSS350マッハⅡ(16枚)
インドア派ほど、バイクにハマりやすい?
河西啓介(以下、カワニシ):佐藤友祐くん、はじめまして! インスタグラムを見ましたが、バイク大好きなのが伝わってきます。 佐藤友祐(以下、佐藤):はい、僕はもともとインドア派で、「バイクなんて怖い」と、思っていたし、ぜんぜん興味なかったんです。でも数年前、二輪メーカーの“若者もバイクに乗ろう”といった企画があり、そのアンバサダーに選んでもらって、免許を取る段階から映像に撮っていくことになったんです。 カワニシ:なるほど! きっかけは仕事からだったんですね。 佐藤:グループのほぼ全員が二輪免許を取りました。そのときにメーカーの方から、「もともとアクティブな人より、インドア派で家から出ない人のほうがバイクにハマりやすい、という傾向がある」と聞いたんです。そう言われても「ん~、ホントかなぁ~」と、疑っていましたが(笑)。 カワニシ:疑いながらも、バイク免許は取った、と。 佐藤:とりあえず(笑)。で、最初はメーカーからバイクを借りて、ひとりでちょこちょこ走ってみたんです。最初は近場だけだったんですが、楽しくて思わず「うーん!」って、声が出ちゃったりして。ちょっと行きにくい場所にあるラーメン屋さんも、バイクだったらすぐ行けたりして、「便利だなぁ」と、思ったり。 カワニシ:気がついたらハマっていたんですね。 佐藤:疑ってすみませんでした(笑)。その後、新車でバイクを買って、今は友だちも巻き込んであっちこっち走っています。すっかり「趣味、バイク」になっちゃいました。 カワニシ:今回は70、80年代の絶版旧車に試乗しようという企画ですが、どうですか? 佐藤:めちゃくちゃ興味あります! 時間があるとYouTubeで旧車をフルレストアする動画とか見ていますから。憧れですね。それに試乗できるなんて、ワクワクします!