インテリアデザイナーに聞いた、2025年によく見かけるであろうトレンド6つと消えていくトレンド4つ(海外)
2025年のデザイントレンドについて、インテリアデザイナーたちに聞いてみた。 彼らは、天然素材やミックスメタルの仕上げ、室内外の境界を曖昧にするデザインが流行すると予想している。 【全画像をみる】インテリアデザイナーに聞いた、2025年によく見かけるであろうトレンド6つと消えていくトレンド4つ 2025年には「ミレニアルグレー」や過度なマキシマリズムが廃れそうだ。 年末が近づき、別れを告げたいホームデコレーションやデザイン、そしてこれから注目すべきアイテムやスタイルを考える時期になった。 Business Insiderは、3人のインテリアデザイナーに、2025年にはどんなインテリアが流行り、そして廃れるのかについて聞いた。
室内外の境界を曖昧にするデザインは、引き続き流行るだろう
Planner 5Dのインテリアデザイナーであるアリス・モシュチンスキー(Alice Moszczynski)は、室内外の空間をよりシームレスにつなぐデザインが増えるだろうと語った。 「大きなガラスドアだけでなく、可動式の壁や自然換気システム、屋内外の環境によって美しく経年変化する素材がよく利用されている」
自然素材やハンドメイド素材の人気は続く
モシュチンスキーは、石や再生木材、リネンなど、空間に温かみや質感の豊かさ、そして本物らしさをもたらす天然素材が、2025年にはさらに人気を集めると予想している。 ユニークで個性的な空間を重視する人が増えており、彼らは大量生産された素材を拒絶するだろう。 「そのかわり、完璧ではない素材が再び注目されると考えられる。例えば手描きのタイルや未研磨の大理石などだ」
アールデコスタイルの復活…ヴィンテージ感と新しさの両方が感じられる空間
Lucinda Loya Interiorsの創業者でプリンシパルデザイナーのルシンダ・ロイヤ(Lucinda Loya)は、2025年にアールデコスタイルが復活すると予想している。 ヨーロッパで生まれ、1920年から1930年にかけて流行したこのスタイルは、豪華でモダン、幾何学模様を組み合わせていることが特徴となっている。 「シェブロン柄(V字が繰り返し連なる模様)、ジグザグ、サンバースト(太陽の光が放射状に伸びたような模様)といったアールデコ調のデザインと、大理石、ガラス、磨き上げられた金属などの豪華な素材を組み合わせることが、最新のトレンドになっている」とロイヤは述べた。 ロイヤは、ブラック、ホワイト、ゴールド、シルバーといったニュートラルな色調が流行ると予想しており、それらがベルベットのような高級感のある質感と組み合わされ、「ヴィンテージでありながら新しさを感じさせる空間」を生み出すと述べた。