インテリアデザイナーに聞いた、2025年によく見かけるであろうトレンド6つと消えていくトレンド4つ(海外)
「ミレニアルグレー」は勢いを失った
ミレニアル世代の間では「ミレニアルグレー」と呼ばれる落ち着いた色調が好まれてきた。だが、モシュチンスキーによると「グレーを中心としたカラーパレットは、冷たく、単調で、非人間的」に感じられ、「ハイエンドな空間」では特にそうであり、そのためもはや「受け入れられなくなっている」という。 そんな「ミレニアルグレー」に代わり、テラコッタ、クレイ、オークル(黄土色)、セージ(灰緑色)のような土のようなアースカラーがよく使われるだろうとモシュチンスキーは予想している。
モノが多いマキシマリズムよりも、ミニマリズムが優先されるようになる
インテリアにおけるマキシマリズムとミニマリズムの戦いは続いているが、来年はより洗練されたミニマリズムに軍配が上がるとモシュチンスキーは予想している。 2024年を通してマキシマリズムはかなり流行したが、来年は多くのアイテムや装飾を買うことは少なくなるかもしれない。 「家の中では視覚的な落ち着きと機能的な動線が求められている」とモシュチンスキーは言う。 「過剰なデコレーションはしばしば不必要な消費主義を意味し、これは持続可能性への関心の高まりとも対立する」
オープンな空間を目にする機会は減るだろう
最近では開放的な間取りの人気は低下している。2025年には開放感とプライバシーのバランスに関して新たなチャプターが始まるとコーツは予想している。 つまり、オープンスペースの一部を閉じると、大きな効果が得られるのだという。 「友人宅のリビングルームはオープンな間取りだったが、ハーフウォールとヴィンテージの間仕切りを追加したことで、雰囲気がガラリと変わり、より居心地よくなった」とコーツは述べた。
Alyssa Towns Swantkoski