インテリアデザイナーに聞いた、2025年によく見かけるであろうトレンド6つと消えていくトレンド4つ(海外)
鏡を組み合わせることもトレンドに
アールデコの復活に合わせて、鏡のように光を反射する素材が再び注目されており、それが空間に華やかさを加えるだろうとロイヤは述べている。 「鏡の表面は自然光や照明の明かりを反射し、奥行きと明るさを加える効果があるため、特に狭い空間や暗い空間で大きな効果が得られる」 さらに、鏡とマットな質感を組み合わせて、ドラマチックさと控えめな美しさのバランスを取ったエレガントなデザインもよく見られるようになるだろう。
大胆で鮮明な色が流行る
Coates Design Architects+Interiorsのオーナーであるマシュー・コーツ(Matthew Coates)は、「深いグリーン、ドラマチックなブルー、スパイシーなオレンジやゴールドなど、鮮明な色の人気が高まっている」と語った。 ベージュ一色のインテリアから脱却し、新鮮な変化が求められるようになっており、大胆でカラフルなストーリーを語るような色づかいが見られるようになるだろうと、コーツは予想している。また、自分らしい空間を作ることに安らぎを感じる人が増えていることから、このトレンドはしばらく続くと見込んでいる。
ミックスメタルは今シーズンの「注目のスタイル」になるだろう
これまで、ミックスメタル仕上げはミスマッチだと考えられていたようだが、最近では、どんなスタイルにも合わせやすい仕上げだと見なされるようになっているとコーツは言う。 「異なるメタルを組み合わせることで、部屋に個性と奥行きが生まれる。コーディネートし過ぎたような印象ではなく、時間の経過とともに自然にまとまりが生まれたような雰囲気になる。リラックスした雰囲気を求めつつも、洗練された空間を目指す人にとって理想的だ」
フェイクグリーンは流行遅れ
自然とのつながりを重視する「バイオフィリックデザイン」は、近年人気のトレンドとなっているが、フェイクグリーン(人工観葉植物)に関しては、もはや流行が終わったとモシュチンスキーは考えている。 「バイオフィリアを模倣するための人工植物やグリーンウォールは、本物の自然のような健康効果をもたらさないということに人々が気づいてきたことから、魅力を失いつつある」と彼女は述べた。 その代わりに、室内空間の至る所で本物の生きた植物を目にするようになるだろうと彼女は予想している。