ガザ地区で1週間で新生児6人が凍死 イスラエル軍による病院への攻撃も相次ぐ
日テレNEWS NNN
戦闘開始から2度目の冬を迎えたパレスチナ自治区ガザ地区で、1週間で6人の新生児が凍死しました。こうした中、イスラエル軍による病院への攻撃も相次いでいます。 パレスチナメディアなどによりますと、ガザ地区中部デイルアルバラで、29日から30日にかけて、生後1か月の双子が低体温症により死亡しました。 冬の厳しい寒さと大雨により気温が低下する中、双子は布やビニールシートをつぎはぎにしたテントで、家族と避難生活を送っていたということです。 ガザ地区ではこの1週間で、あわせて6人の新生児が冬の寒さによる低体温症で死亡したことになります。 冬物の支援物資の即時供給など、人道状況の改善が求められる中、イスラエル軍による病院への攻撃も相次いでいます。 29日には、ガザ市の病院が攻撃を受け、7人が死亡し、その2日前には北部の病院が襲撃され、病院長を含む240人以上が拘束されました。 WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は30日、「襲撃を受け患者を移送したが、その病院も機能しない状況だ」と危機感をあらわにし、イスラエル軍に病院への攻撃をやめるよう訴えています。