『愛の不時着』イケメン兵士役イ・シニョン、不時着・キムサブの撮影秘話、大阪で行ってみたい場所
『愛の不時着』のイケメン兵士、パク・グァンボム役で一躍注目の的となったイ・シニョン。その後も映画やドラマで活躍し、2023年『浪漫ドクターキム・サブ 3』では SBS 演技大賞で新人演技賞も獲得。今春には初のファンミーティングを東京で開催し、日本のファンを魅了した。そして、この夏8月31日(土)に大阪への初上陸が決定した。来日を前に、これまでのドラマの裏話や日本の好きなアニメ、おすすめスポットなど様々な質問にメールインタビューで丁寧にこたえてくれた。 【写真をすべて見る】不時着からキムサブ3、ファンミまで~イ・シニョンフォトギャラリー 2019年、コロナ禍という状況もあってか世界的に大ヒットした韓国ドラマ『愛の不時着』。主人公二人のロマンスはもちろん、脇を固めるキャラクターたちも魅力的だった。特にヒョンビン演じるリ・ジョンヒョク中隊長を支える個性あふれる隊員たちの演技は、このドラマをより感動的なものに引き上げた。主人公のユン・セリ(ソン・イェジン)が、劇中で「北朝鮮のイケメン」と太鼓判を押した新人俳優が、パク・グァンボム役を演じたイ・シニョンだ。“不時着効果”で、人気が急上昇し、その後もドラマ『契約友情』の主演に抜擢され、KBS 演技大賞で連作単幕劇賞、第15回アジアモデルアワードで演劇者部門新人賞と多くの賞を受賞。そして、人気医療ドラマ『浪漫ドクターキム・サブ』シーズン3に一般外科専攻医のチャン・ドンファ役として出演。不器用ながらも成長していくチャン先生の姿に、心打たれた視聴者も多いはず。こうして年々俳優として成長を重ねているイ・シニョンが、この夏大阪に初上陸するという。ファンミーティング大阪公演を前に、“不時着”から“キムサブ”、そして好きな日本のスポットやアニメ、最近聴いている音楽、そして大阪のファンミーティングのことなど、Rolling Stone Japanの質問に丁寧にこたえてくれた。 RSJ:『愛の不時着』のパク・グァンボムは、日本でも非常に注目されました。本作を通じて一番思い出深いエピソードを教えてください。 イ・シニョン:初デビュー作で、撮影から5年以上の時間が経ち記憶が曖昧ですが、第5中隊員同士でお肉を焼いて食べるシーンがあり、撮影中に実際に食べたのですが、 引き続く撮影で体力的にキツく、撮影中にとてもおいしく食べて、撮影カット後もずっと食べていました。 RSJ:『愛の不時着』の撮影で、一番苦労したエピソードを教えてください。 イ・シニョン:作品のはじめに、セリがパラグライダー事故で北朝鮮に不時着し韓国に帰ると走り、私とチス役の俳優のヤン・ギョンウォンさんで追いかけていくシーンがあります。 草むらのジャングルのような場所で撮らなければならなかったので、人が通っていなかった道だと歩いて行くだけでも大変な所を撮影開始と同時に100メートルくらい全力疾走で走ったことを思い出します。 撮影間もない頃ですべてが慣れずとても緊張した日を思い出します。天候もとても暑く汗もすごく出て息もたくさん上がりましたが、迫力溢れたようで記憶に残っています。 RSJ :『愛の不時着』を経て『ドクターキム・サブ3』のチャン・ドンファでも名演技を見せてくれました。チャン先生の成長を通じて、たくさんの視聴者が共感し、感動を覚えたと思います。このドラマは、セリフひとつひとつがとても心に響くものでした。同作で一番心に響いたセリフ、シーンをお聞かせ下さい。 イ・シニョン:16話の内容の中でサブと撮ったシーンが記憶に残ります。キム·サブ先生が、「キム·サブ」と呼ばれるようになったきっかけがドンファの姉から始まったことを知り、ドンファが医師になった理由、サブが医師としてのドンファに話すシーンです。 この部分はドンファでもありながら、私、俳優イ·シニョンに話される話のようで、思わず感情が込み上がり涙が出ましたが、サブの撮影の時に感情が高ぶり、いざ自分の撮影の時には涙が出なかったことがあり、とても心残りなシーンだった記憶があります^^ RSJ :キム・サブのシーズン4が実現したら、参加したいと思いますか? イ・シニョン:シーズン3最後の16話で、ドンファがドルダム病院のみんなと一緒にいる席で、ドルダム病院でさらに4ヶ月ローテーションすることにしたというシーンがあります。シーズン4が続くとしたらそう始まるのではないかと。私の考えですが^^ 『浪漫ドクター キム・サブ3』という作品は、私にとって多くのものを見て感じ、今一度、俳優として一段階成長できるようにしてくれた作品で、一緒に過ごす時間においては何時も感謝し、楽しく幸せな瞬間であったので、是非また一緒に撮りたいです。