プーチン氏の脅しには屈しない スウェーデン国防相
【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナに武器を供給している西側諸国への攻撃を示唆したのを受け、スウェーデンのポール・ヨンソン国防相は22日、ロシアの脅しに屈することはないと明言した。 【写真】ロシア、中距離弾道ミサイル発射 紛争の「世界的性質」を警告 ヨンソン氏は、首都ストックホルムで開いたウクライナのルステム・ウメロウ国防相との共同記者会見で、同国に長距離ミサイルと無人機を調達するための「多額の資金援助」を行うと発表。 「最近のロシアのエスカレーションと挑発は、われわれを脅してウクライナ支援をやめさせようという試みだが、失敗するだろう。そうはならない」と述べた。 「ウクライナ支援は正しく賢明な行動であり、わが国の安全保障への投資でもある。(ウクライナの)安全保障は、わが国の安全保障でもあるからだ」との見解を表明。 「ウクライナは、国際法に従って領土の内外を防衛する完全な権利を有している。長距離ミサイルと長距離攻撃用無人機の生産力をさらに高めることができれば、うれしい」と続けた。 プーチン氏は21日、ウクライナ紛争は「グローバルな」戦争の性質を帯びていると主張し、西側諸国がウクライナに供与した長射程兵器によるロシア領攻撃を容認したことを批判した。 ウクライナはここ数日、米英に供与された長距離兵器で初めてロシア領を攻撃。3年近くに及ぶウクライナ紛争をめぐる緊張はいっそう高まっている。【翻訳編集】 AFPBB News