史上最長コースを“歓迎” 竹田麗央「ドライバーでアドバンテージを」
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 事前(24日)◇大利根CC 西コース(茨城)◇6845yd(パー72) 【画像】チャンピオンの皆様 開幕2日前のプロアマ戦では421ydと長いパー4の7番でアゲンストの風が吹いていたそうだ。竹田麗央は「セカンドショットで200(yd)ちょい残って、長いなと思いました」と苦笑する。番手は4UT。今季ドライビングディスタンス3位(262.23yd)を誇る21歳にとって、2打目でウッド系を握らされる国内ツアーのパー4は珍しいと話す。 裏を返せば、国内屈指の竹田の飛距離でセカンドがUTなら、3Wを持っても届かない選手が出てくるということ。「日本女子オープン」史上最長となる総距離6845yd(パー72)のセッティングを警戒はしても、気後れすることはない。 「距離が長い方が好きなので、プラスに考えたい。ドライバーでしっかりアドバンテージを取って、セカンドを(人より)短い番手で打てるのは有利かな」。4月の初優勝から一気にブレークし、ここまで6勝。直近の国内メジャー「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」も制してメルセデスランキング1位を走る“事実”が力強い言葉の裏付けになる。
2021年には7位に食い込んでローアマチュアとなったナショナルオープンの舞台。2度の賞金女王に輝いた偉大な叔母・平瀬真由美は意外にも日本女子オープンのタイトルには届いていない。 「そこ(叔母が勝てなかったこと)はあまり意識していないですけど…」と言った上で「女子オープンは一番大きい、一番頑張りたい大会。4日間、自分のベストを尽くして、最終日に優勝争いができるように」。2020年の原英莉花(日本女子オープン→リコーカップ)以来となる国内メジャー2連勝を飾って初の年間女王へ歩みを進められれば最高だ。(茨城県坂東市/亀山泰宏)