日本郵政グループ、増田新社長らが会見(全文2)よく知らせてくれたと言わないと
3カ月で改善するのは難しいのでは?
NHK:NHKの【カワセ 00:26:19】と申します。まず1点、報告書にもあったように不適切な販売を黙認してしまうような組織風土とか、そういった現場の実態を経営陣に上がらない組織風土、もしくは適切な販売方法が徹底していないようなところというのはなかなか3カ月で改善するのは難しいような、根深い体質の問題なのではないかと思うんですけれども、そういったところをどう捉えているかと、販売再開に向けてどのように改善していくかというのをお聞かせください。 増田:私でよろしいですか、すいません、私に対して。先ほどの千田社長のあいさつにもありましたけれども、信頼回復には非常に長い年月が掛かると言ってました。私も同じ思いであります。ただし、やはり組織風土を変えていく上では、常に一歩一歩なんですけれども、長い年月が掛かるということを最初から容認するわけにもいきませんので。具体的に、1つ1つやれる形のものを示していくと。もちろんタスクフォースなんかもそうですし、それから悪い報告をどんどん上げていく上で、今回外部の人たちの検証委員会のほうから通報の窓口を別につくって、そこの情報を全部、すぐに集約してそれぞれの取締役会のほうに上げて、そこで議論できるような、従来とは別経路の通報の窓口なんかも今回整備して、それで動かしていくことにします。 そういった姿勢と形を整えるということが、やはり組織風土全体の改革にはやっぱり必要だというふうに。あとは、それをどう柔軟に運用していくか、取締役会での、その取締役会の活用も、あれは基本は執行側でいろいろときちんきちんと案件を上げていかないといけないと思いますので、執行側の姿勢にうんと掛かっているのがあると思います。いずれにしても長い年月は、覚悟はしていますが、1つ1つやはり形は示していきたいと思います。 NHK:販売が再開できるようになるのは何が必要だと思うかというのは。 増田:すいません、ちょっと聞こえない。 NHK:販売が再開できるようになるような体制が整えるのに最低限何が必要だと思われますか。 増田:それ私ですね? 販売再開のことまではまだ今考えておりませんので。今はとにかくスタート時点。やはり危機意識共有して物事の改善進めていくことを考えると、そのあとのことはまた、その折々に、次にどうしていけばいいのかっていうことを考えたいと思います。 司会:よろしいでしょうか。窓側のブロックの前から3人目にいらっしゃる方。