【京都2歳S/トレセン情報】センス抜群のクラウディアイが重賞初Vへ 橋口慎介調教師「ここでも走ると思います」
[GⅢ京都2歳ステークス=2024年11月23日(土曜)2歳、京都競馬場・芝内2000メートル] 8月の新馬戦でデビューVを果たしたクラウディアイ(牡・橋口)は2戦目でGⅢ京都2歳Sに挑戦する。最終追い切りは20日に栗東坂路で敢行。馬なりで4ハロン53・6ー12・5秒を計時した。 橋口調教師は「指示通りで、良かったと思います。小さい馬なりに、休ませてたくましくなって、攻めても体が減らなくなりました」と成長に目を細める。 気性もおとなしく従順だという。稽古をつけた藤原助手は「見た目はきゃしゃだけど、スピードがある。3週前から(調教を)ビシビシやっているけど、落ち着いている」と完成度の高さを強調した。 中京芝2000メートルの初戦は3番手の好位を追走。4コーナーで後続が殺到する中、最内にするりと進路を取ると、メンバー最速の上がり(34秒1)で快勝を果たした。レース後には手綱を取った西村淳が「馬が一度競馬を走っているくらい分かっていました。ただ、またがっているだけでした」と語っており、高い資質を感じさせた。 馬体重は現在430キロ程度。競馬にも大きな変動なく向かえそうだ。同助手は「(馬体的な成長は)まだまだこれから」と将来性に胸を膨らませる一方、トレーナーも「センスのいい馬で、ここでも走ると思います」と自信大。デビュー2戦目での重賞制覇を虎視眈々と狙っている。
東スポ競馬編集部