【全国中学校バドミントン】ライバルたちを連破した芳賀凜歩が全中女王に輝く!<女子シングルス結果>
中学生の日本一を決める全国中学校大会が、福井県勝山市(勝山市体育館・ジオアリーナ)で開催。8月24日に行なわれた大会最終日は男女個人戦を実施し、全中チャンピオンが決まった。ここでは女子シングルスのダイジェストをお伝えする。 【フォトギャラリー】全国中学校バドミントン2024 中学生たちの煌めき 熱戦フォトギャラリー<4> 【女子シングルス】 前回大会で2年生ながら全中優勝を飾った阿波芽衣咲(YANAI・山口)が、決勝を前に敗戦。その阿波を準決勝で破ったのが、女子団体2連覇に貢献したふたば未来学園中の芳賀凜歩(福島)。ねばり強いラリーを信条に、相手を前後に揺さぶりながらチャンスをつくり、ポイントにつなげた。阿波も最後まで諦めずに戦ったが、芳賀が1、2ゲームとも21-18で制し、決勝に進出する。 その芳賀と決勝で対峙したのは、昨年の全日本ジュニア・新人の部で優勝を飾っている渡邉柚乃(倉敷第一中・岡山)。軽快なフットワークと切れ味鋭いスマッシュを武器に勝ち上がり、準決勝では、ふたば未来学園の佐藤心彩(福島)にストレート勝ち。貫禄の勝利で決勝の舞台へと上がった。 渡邉と芳賀の決勝戦は、序盤から芳賀が先行。コートを広く使った展開から攻撃を仕掛け、渡邉にペースを握らせない。第1ゲームは21-13で芳賀が先制する。第2ゲームに入ると渡邉もスピードを上げて応戦したが、名門ふたば未来でしのぎを削ってきた芳賀は、長いラリーに持ち込みリードを許さない。 互いに譲らぬ勝負は19オールまでもつれ、先に芳賀がマッチポイントをつかむ。他の決勝戦が終わり、観客の視線が2人に集まる中で始まった最後のラリーは、芳賀が渾身のスマッシュを渡邉のボディに打ち込み勝負あり。ライバルたちを退けて勝ち上がった芳賀が、見事夏の日本一に輝き、チームも2年連続3冠を達成した。 ▼準決勝(8月24日) 渡邉柚乃(倉敷第一中・岡山)②〔21-13、21-14〕0●佐藤心彩(ふたば未来学園中・福島) 芳賀凜歩(ふたば未来学園中・福島)②〔21-18、21-18〕0●阿波芽衣咲(YANAI・山口) ▼決勝(8月24日) 芳賀凜歩②〔21-12、21-19〕0●渡邉柚乃
取材・文/バドミントン・マガジン編集部 写真/菅原淳