あなたの会社は大丈夫?...日本企業が見習うべき、コカ・コーラ社流「時間を無駄にしない」会議の秘訣
会議の「臆病者」
さらに山本さんが続けます。 「よく会議に出て、何も発言せずにいて、会議が終わってから、あれはどうだとか、こういうことが抜けているなどと言う人がいるでしょう。そういう人のことをここでは『臆病者』と呼ぶからね」 なんとも厳しい言葉ですが、確かに何も発言しなくては貢献度ゼロ。会議が終わってから、あれこれ言ったところで何の意味もありません。せっかくの結論に水を差し、話を進めていた人の気分を損なうことになるだけです。 会議だけではありません。2つのうち、どちらにすれば良いのか迷う場面には毎日のように遭遇します。でも自分が一方に行くと決めたら、それをいかに進めるかに集中しないと、ものごとを具現化することはできません。営業現場でも小さなことから大きなことまで、同じことが起こり、何らかの意思決定が要求されます。 一度決まったことは蒸し返さない。その決定に基づいてどう行動するのか。後ろに戻っていたのでは目的は達成されません。基本的なことに改めて気づかされます。
山岡 彰彦(株式会社アクセルレイト21 代表取締役社長)