【ジャパンC】いまさら聞けないファンタスティックムーンはどんな馬?/外国馬紹介
今年のジャパンC(G1、芝2400メートル、24日=東京)には近年では最高と称される外国馬が来日する。2005年アルカセット(英)を最後に優勝から遠ざかっている外国馬だが、今年は久々の勝利となるか。注目の馬たちを紹介する。 【写真】ファンタスティックムーンを管理するシュタインベルク師 【ファンタスティックムーン】(牡4、独) 管理するのは女性調教師のサラ・シュタインベルク。昨年の独ダービーは20頭立ての後方を追走し、直線で外ラチ沿いから豪快に差し切って2馬身4分の1差で優勝した。父シーザムーンの勝ちっぷりと似ていたことや、女性調教師初の独ダービー制覇で話題となった。昨年は年度代表馬に選出されている。今年9月のバーデン大賞で2度目のG1タイトルを手にした。 <血統> 父シーザムーン、母フランジパニ(母父ジュークボックスジュアリー) <戦績>14戦7勝、2着3回、3着1回 <総獲得賞金>約1億3440万円 <主な勝ち鞍> 23年独ダービー(G1)、24年バーデン大賞(G1) <特徴> G12勝は後方からの差し・追い込み勝ちで決め手はかなりの破壊力を秘める。良馬場では4戦4勝、やや重では4戦2勝に対し、重・不良では6戦1勝。持ち時計では見劣りするものの、今年の凱旋門賞(重馬場で9着)で良馬場を希望したように渋った馬場は苦手とする。日本の速い芝が意外と合う可能性も。 <レーティング> 120(世界27位タイ) <来日後の調整> 11月14日(木)成田空港に到着後、東京競馬場に入厩。 15日(金)厩舎周りの引き運動、国際厩舎内の追い馬場でダク、キャンター調整。 16日(土)厩舎周りの引き運動、国際厩舎内の追い馬場でダク、キャンター調整。 17日(日)国際厩舎内の追い馬場でダク、ダートコースで約2000メートルのキャンター調整。 18日(月)国際厩舎の追い馬場でダク、常歩、ダートコースでキャンター調整。ゲート試験に合格。