「P7CBアイアン」に「Hi-TOE4ウェッジ」 久常涼が渡欧前に新作クラブをテスト
「ハイトウは開きやすいから、上げやすいイメージが湧くんですよね。どうしてもシビアな位置、球を高く上げないといけないシチュエーションが多いから、この顔はイメージを出しやすい」。現状は「MG4」の56度を入れているが、毎週のようにグリーン周り、グリーンの芝質が変わるPGAツアーでは、選択肢を多くしておく必要性があるのだろう。 新しいHi-TOEに関して情報はほとんど入ってきていないが、ヘッドをよく見るとミルドグラインドがバックフェースのトップ部分にも施されているのが分かる。フェースを開いたときに、どのような効果があるのだろうか。久常はCBと同様にHi-TOE4の56度も欧州に持っていくことを決めた。モデルはトウヒールとトレーリングエッジを落としたATSソールだ。
アイアン、ウェッジをテストし、さらに藤倉コンポジットの新しい「ベンタス」シャフトをテストして投入を決めたのは既報の通り。久常は次週から欧州ツアー3連戦を予定している。その後は渡米し、PGAツアーのフォールシリーズに挑む予定だ。「少しでもポイントを稼いで順位を上げたい」と久常。帰国しても次のシーズンに向けてクラブテストをするあたり、この男に「休む」という選択肢はない。(編集部・服部謙二郎)