環境への悪影響を懸念 リニア中央新幹線工事で住民団体が「要対策土不使用」の要請を県に要望【長野・長野市】
リニア中央新幹線の工事を巡り、住民団体が県にある要望をしました。 環境基準値を超えた重金属が含まれる「要対策土」の問題です。 20日、県の幹部に阿部知事宛ての要望書を手渡したのは、リニア中央新幹線の沿線住民でつくる団体です。 要望の論点は、環境基準値を超えたヒ素などの重金属を含む「要対策土」。 大鹿村のトンネル工事で要対策土が出ていて、JR東海は、これを飯田市の県駅近くの川に架ける橋の内部に詰める予定です。 住民団体は、周辺には住宅や農地が集まっており、環境への悪影響が懸念されるとしています。 ■住民団体のメンバー「要対策土を使用しないよう、長野県として(JR東海に)強く要請して下さい」 要対策土を使用する計画書は、正式には今後、JR東海から県に提出される予定です。 ■県リニア整備推進局・室賀荘一郎局長「頂いた計画書、これを技術委員会の中で先生方にですね、検討して頂いて、必要な助言する、これは県の重要な役割となっておりますので」 県は専門家に計画内容を検討してもらい、問題があればJR東海に助言します。