年末年始の食べ過ぎを“チャラ”に?「太りにくい食べ方」と「リセットスープ」のレシピをあすけんの管理栄養士に聞いた
付き合いなどでごちそうを食べる機会が増える年末。 “食っちゃ寝”になりがちなお正月。三が日も明けて体重計に乗ってみると…。 【画像】あすけんが勧める「リセットスープ」をチェック 毎年そんな苦い経験をしている人は多いのではないだろうか。 AI食事管理アプリ「あすけん」を運営するaskenの取締役で管理栄養士の道江美貴子さんに、後悔する前に知っておきたい、太りにくい食べ方やオリジナル“リセットスープ”のレシピを聞いた。
生活リズムの変化も太る原因に
年末年始に太りやすくなる大きな原因は、ごちそうを食べる機会が増えることに加え、生活リズムが変わり食べ方も変化するためだと道江さんは話す。 「皆で集まって2、3時間もかけてお昼を食べ、さらに夜もしっかり食べてしまう。また、1回に食べる量は多くなくても、テレビを見ながらなど、3食の区別無しに長時間食べ続けてしまうこともあるはずです。食事の間は4~5時間は空けたほうがいいでしょう」 また、夜の時間帯に食べてしまうことも関係がある。 「朝昼よりも夜の時間帯のほうが、食べたものがエネルギーに変換されやすくなります。askenが行った調査でも、夜に炭水化物を減らしている人のほうが減量に成功しているというデータが出ています。夕食は22時までに済ませられるといいですね」 そうはいっても、 なかなか理想的な食生活が送れないのが年末年始。時には暴飲暴食してしまうこともあるだろう。「そんな時は、食事の前、食事中、そして翌日に調整しましょう」と道江さんは話す。
食前・食中にできる工夫
(1)当日の昼や夜の食事で調整する(朝ご飯は抜かない) 「あらかじめたくさん食べることが分かっている場合は、昼か夜どちらかの食事の量を減らして調整するのも手です。ただし、朝食は抜かないほうがベター。朝食を食べたほうが体温が上がり、代謝が高く保たれます」 (2)食事の30分~1時間前に食物繊維が取れる食品や飲料を取っておく 「集まりや飲み会に備えて絶食するのではなく、食前に食物繊維が取れるもので軽くお腹を満たしておくのがお勧めです。“セカンドミール効果”といい、空腹でいきなり食べるよりも血糖値の急な上昇を防いで太りにくくなる効果が期待できます」 (3)小皿に取り分けて食べた量を把握する 「年末の飲み会やお正月には大皿料理が出てくることが多いもの。最初に自分が食べられる量を小皿に取り分けておくことも、食べ過ぎを防ぐテクニックです」 (4)アルコールと無糖のソフトドリンクを交互に飲む 「アルコールは食欲を増進するので、飲みすぎに注意を。酔いすぎないことで、どれくらい食べたのか分からなくなってしまうことを防ぐことができます」 (5)冷や奴(豆腐)や枝豆を積極的に食べる 「豆腐や枝豆に豊富に含まれるたんぱく質やビタミンB1にはアルコールの分解を助けてくれる効果があります」 (6)野菜系の料理を先に食べる 「キャベツなどの野菜系のヘルシーな料理を先に食べることで、揚げ物など脂っこくて高カロリーなものを食べ過ぎることを予防できます」 ちなみに、おせち料理にはそこまで高カロリーなメニューは含まれていないそう。なお、切り餅(50gの場合)は1個で約110kcal、丸餅(40gの場合)1個で約90kcal。切り餅なら2個、丸餅なら2個半でご飯小盛り1膳分(約150g)約230kcalと同じくらいのエネルギーになるので、参考にしてほしい。