ナポリ再建へ順調のコンテ監督、目指すべき戦術を明かす「クヴァラツヘリアらのクオリティを際立たせる」| セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ナポリのアントニオ・コンテ監督が28日、KFエグナティアとのプレシーズンマッチを終えて、チームについて自身の見解を示した。 【動画】ジョージアの超新星! クヴァラツヘリア
王者として臨んだ昨シーズン、成績不振に悩まされ、欧州カップ戦出場権へはるかに手が届かないセリエA10位でフィニッシュしたナポリ。今夏は、”勝者の指揮官”アントニオ・コンテをチームに迎え、来月18日のセリエA開幕節ヴェローナ戦へ着々と再建を進めている。 ナポリは、プレシーズンにおいて、ここまでイタリア国内の下部リーグに所属する2チームを相手に快勝していたが、28日はアルバニアリーグの覇者KFエグナティアとの親善試合に臨むと、フヴィチャ・クヴァラツヘリアの先制点などにより4-0と再び勝利を収め、順調な仕上がりを見せている。コンテは試合終了後、チームに満足感を示した。イタリアメディア『Sky Sport』が伝えている。 「チームにアイデンティティを与えるために、戦術面に関してかなり取り組んでいる。選手たちの協力的な姿勢や意欲には満足していて、成長の余地が感じられる。負荷の高いトレーニングをかなりこなした後、少しずつ回り始めた」 「多少の苦労があるのは当たり前のことだ。選手たちには感謝したい。攻守両面において全員が一丸となってプレーすることを求めているが、チームはインテンシティが高く、協力してプレーできている。今後も改善していくことはできるはずであり、改善していかなければならない」 続いてナポリ指揮官は、先制点を挙げたクヴァラツヘリアに賛辞を贈りつつ、ジョージア代表の逸材らのクオリティを際立たせるプレーをするべきとの見解を示した。 「クヴァラは最高の試合を見せた。われわれは、彼や(マッテオ)ポリターノ、(シリル)エンゴンジェらが1対1で勝負を仕掛けてエリア内へ侵入していくプレースタイルを目指している。この戦術は、こうした選手たちのクオリティをいっそう際立たせるものだ。相手がうまくスペースを消した時、彼らがサイドに広がって、1対1のシーンを作っていくべきであることを理解しなければならない」