11月2・3日「Jリーグ勝敗」予想 「苦境が吉兆」過去7年のルートで見えた「ルヴァン杯」優勝チーム、「下剋上の嵐」J1では町田、FC東京、福岡が下位チームに「勝ち点」献上
今回のtotoはルヴァンカップ決勝とJ1第35節の5試合、J2第37節の7試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。 ■【画像】『サッカー批評』編集部「11月2日3日のJ1、J2、ルヴァンカップ勝敗予想はコチラ↓ まずはルヴァンカップ決勝だ。結果を先に述べると、おそらくアルビレックス新潟が勝利する。初優勝への「ルート」が見えているのだ。 実力伯仲のJリーグを象徴するように、近年のルヴァンカップでは初優勝が続いている。2017年から昨年までの優勝7チーム中、実に6チームがJリーグ発足後、初となる栄冠に輝いた。そして現在の新潟は、それらのチームと同じ状況にあるのだ。 現在の新潟は、リーグ戦では15位とJ1残留争いに巻き込まれている状況だ。ここ6試合、勝ち星から見放されており、苦しい状況にある。 だが、この苦境こそが吉兆となる。近年の初優勝チームは、決勝直前のリーグ戦で勝利から遠ざかっていることが多いのだ。 ファイナル直前のリーグ戦の戦いぶりを見ると、昨年のアビスパ福岡は引き分けの後に2連敗と、3戦勝ちなし。2022年のサンフレッチェ広島はヴィッセル神戸に0-4と大敗した後、天皇杯決勝でPK負けというオマケつきだった。 今回新潟と対戦する名古屋グランパスは、8戦負けなしと好調だったはずが広島に敗れ、決勝直前も神戸と引き分けと2試合、勝ち星がなかった。前年にJ1連覇を飾っていた2019年の川崎フロンターレ、2018年の湘南ベルマーレとも、決勝前のリーグ戦で引き分けている。直前のリーグ戦で勝利していたのはセレッソ大阪だけだが、その前には3連敗しており、V字回復の波に乗ったとみるのが妥当だろう。 さらに新潟を後押しするデータがある。前述6チームのうち、4チームが初の決勝進出だった。しかも、うち3チームの相手には、過去に優勝経験があった。おそらく下馬評は低かったはずだが、野心の強さで上回ったのだろう。 確かに、現在の名古屋もリーグ戦連敗中ではあるが、上回るのは新潟の勢い。初優勝チームが新たに誕生すると予想する。
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