井上新監督の“構想外”に…中日、戦力外通告を受けた選手(1)「開幕スタメン」からまさかの
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフに戦力外通告を受けた中日ドラゴンズの選手を紹介する。
三好大倫
投打:左投左打 身長/体重:179cm/83kg 生年月日:1997年9月28日 経歴:三本松高 - JFE西日本 ドラフト:2020年ドラフト6位 高校時代は二刀流の活躍を見せた三好大倫。今季は開幕スタメンを勝ち取ったものの、まさかの非情宣告を受けた。 三本松高では、エースで4番とチームの中心的存在だった三好は、高校通算26本塁打を記録。最速140キロ超の直球を投げ、投打ともに非凡な才能を発揮していた。 卒業後は社会人野球の強豪・JFE西日本で投手・外野手としてプレーし、2020年ドラフト6位で中日ドラゴンズに入団した。 プロ2年目に一軍デビューを果たし、8月20日のヤクルト戦ではプロ初本塁打を記録。同年は45試合に出場し、打率.218ながらも6盗塁をマークするなど、持ち前の俊足でアピールした。 翌2023年は30試合出場で打率.154と低迷し、出場機会を減らしてしまった三好。ファームでも際立った数字を残せなかった。 そんな中、今季は岡林勇希の出遅れも相まって、「1番・中堅」で開幕スタメンを奪取。4月10日のDeNA戦では、プロ初の猛打賞を記録した。 だが、岡林が戦列復帰した4月中旬以降は、押し出されるようにスタメン出場の機会が減少。5月下旬にファームへ降格して以降は一軍出場がなく、最終的に37試合の出場で打率.220、4打点の成績に終わった。 今季はファームでも49試合の出場で打率.194に沈み、10月29日に無念の戦力外通告。チームを去ることとなった。
ベースボールチャンネル編集部