伝統的酒造り無形遺産登録 ユネスコ決定 国内23件目 日本酒や焼酎 独自技術
とちぎテレビ
共同通信によりますと日本酒や本格焼酎などの「伝統的酒造り」がユネスコ=国連教育科学文化機関の無形文化遺産に登録されました。 南米パラグアイで開催しているユネスコ政府間委員会が5日決定したもので日本からは2022年に豊作祈願や厄払いの「風流踊」が登録されて以来、23件目です。 ユネスコは、各地の風土に応じて杜氏や蔵人らが築き上げた独自の技術の価値を認めました。 日本酒などの国内消費が縮小する中、関係者らは登録を機に輸出拡大や地域活性化、それに技術の継承につなげたい考えです。 「伝統的酒造り」を巡っては、事前審査したユネスコ評価機関が先月に登録を勧告していました。 祭事や婚礼といった日本の行事には酒が不可欠で酒造りが地域社会の結束に貢献しているなどとし登録にふさわしいと結論付けています。 日本の酒造りが世界に評価されたことを受けて栃木県酒造組合の島田嘉紀会長は「酒の魅力を世界に発信していきたい」と期待を寄せました。
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