ネイマールとパリSGの“離縁”にいよいよ現実味が…【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
クラブによる“断絶戦略”がくっきりとした輪郭を
2億2200万ユーロというサッカー史上最高額でパリSGがネイマールを獲得したのは、たったの2年前。それが今では、アル・ケライフィ会長(左)も我がまま放題のブラジル人に愛想を尽かし、“厄介払い”を示唆している。(C) Getty Images
スター気取りの振る舞いなどもう真っ平。会長がそう言えば、クラブ史上最高額の移籍金で入団したアタッカーは“挑発の大技”を繰り広げる。パリSGとネイマールの“離縁”がいよいよ現実味を帯びてきたのだろうか。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2019年8月1日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 7月分の報酬から差し引かれる額は、100万ユーロ(約1億2500万円)以上に上る。バカンスから戻るのが1週間遅れたネイマールへの処分である。 衰退傾向にあるこのスタープレーヤーに対し、パリ・サンジェルマンは対応のギアを一気に上げている。100万ユーロの内訳は、プレシーズンの合流に遅れた日数分の給与と、いわゆる〝道義手当〞だ。ネイマールが道義に適った立派な態度を取り続け、良好なイメージを保った場合に、月額3
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