「眞子さんの約3分の1」愛子さまの公務に批判も“選り好み”報道は一蹴、公務に出ない本当の理由
もうひとつの公務
もうひとつの公務について、 「ご自身が総裁などの役職を担われ、その団体などを応援しようと務められる公務です。こういった性質のものは、務めていた方から、ご家族に引き継ぐことがあります。例えば、小室眞子さんが新社会人になってから名誉総裁に就任された『みどりの感謝祭』は、秋篠宮ご夫妻から引き継いだもの。そうした点も踏まえると、ご両親から名誉総裁などを引き継がれていない愛子さまが眞子さんより公務量が少ないというのは、至極当然のことだと思います」(同・皇室ジャーナリスト) 公務の特性について、元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司さんによると、 「令和における皇室の方々の公務の分担は、お代替わり直前の'19年1月に整理されました。その時点で愛子内親王殿下は高校2年生であり、未成年でしたから、担当する公務はありませんでした。27歳だった当時の子内親王殿下は成年皇族として担当する公務がありましたが、結婚で皇籍を離脱されたため、その公務は'19年3月に国際基督教大学を卒業された佳子内親王殿下が引き継がれました。 このように恒例となっている公務の担当は、すでに決まっています。愛子内親王殿下の公務が少ないというのは、そうした背景もあるでしょう」 ある宮内庁関係者は「愛子さまの公務量が少ない理由はほかにもある」と話す。続けて、 「愛子さまは社会人1年目として、まずは日赤の仕事をしっかり覚えたいとお考えです。お住まいでも“早く仕事を覚えて会社に貢献したい”と毎日のように仕事内容の復習などをしていらっしゃいます。 お出ましに関しても、今春から主催者がご臨席を要請しても、準備期間などを踏まえると、実現までに1年ほどかかってしまうこともザラです。そうした背景もあり、今年行う公務の量はどうしても少なくなってしまいます。ただ、皇室にとって最も大切な宮中祭祀には、ほとんど参列されていますし、内親王としてのお務めは果たされているように思います」