「30枚だとおじいさんです…」 郵便局員の提案に「かわいいが大渋滞」 1円切手に15万“いいね”の反響
郵便料金が10月から変更され、値上がりした差額分の郵便切手を購入した人もいるでしょう。X(ツイッター)では、そんな切手を買い求めた際のやりとりが15万件もの“いいね”を集める話題に。投稿者の絵本作家、きたがわめぐみ(@kitagawamegumi)さんに詳しいお話を伺いました。 【写真】やりとりも「かわいいが大渋滞」の切手 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
「係のお姉さんが切手を見て…」
「郵便料金の値上げで、不足分の1円切手を30枚買いに行ったら、係のお姉さんが切手を見て一瞬考えて『あの……50枚からになってしまって申し訳ないのですが、50枚だとかわいいクマちゃんの切手があります。30枚だとおじいさんです……』と教えてくれたクマちゃんの切手がこちらです。かわいい(お姉さんも)」 ほっこりするやりとりを紹介した投稿に添えられた写真。写っているのはシールタイプの切手シートで、日本郵便のキャラクター・ぽすくまのイラストが並んでいます。2021年4月に発売された1円切手で、50枚のシートのみで販売されているものです。 愛らしいぽすくまの切手と、日本の郵便の父とも呼ばれる前島密氏を「おじいさん」と親しみを感じさせる表現で言い表したお姉さん。かわいさの詰まった投稿は大きな話題になり、15万件もの“いいね”を集めました。 リプライ(返信)には、「お姉さん、ナイス提案でしたね」「かわいい! 私も買ってこなくちゃ~」「この1円のクマさんは神対応!(紙でできる神対応)」「1円の切手に種類があるの知らなかったです! かわいい。そしてお姉さん優しい」などの声が。 また、「ぽすくまの切手が出たとき、わざわざ買いに行った私が通ります」「ぽすくまちゃんの切手かわいすぎて 使うのがもったいなくならないように、爆買いしてストックをしています」といった、ぽすくま切手の愛用者の声も寄せられています。
「お姉さんと『かわいいですね』『そうなんです、かわいいですよね』」
絵本作家として活動しているきたがわさん。読むと自然に噛む練習にもなり、楽しいごはん時間につながるよう思いを込めて描いたという最新刊の赤ちゃん絵本「もぐもぐかめかめ」(教育画劇刊)をはじめ、「おもちちゃん」(アリス館刊)など多くの作品を発表しています。 「絵本を作るときは、子どもたちにとってうれしいこと、おもしろいことはなんだろうと常に考えるようにしています」と語り、愛らしいタッチで描かれた楽しい作品が人気です。 仕事柄、個展などのお知らせを郵送する機会が多く、切手をよく使うといいます。かわいい切手をいつもストックしていて、郵便料金が変わると、ストックを使い切るために細かい値段の切手を買いに行くことがあるそうです。 10月1日に郵便料金の値上げがあり、話題のやりとりが生まれました。窓口のお姉さんの提案が「ものすごく、かわいくて」投稿せずにはいられなかったようで、当時の心情や購入時の詳しい会話を明かします。