「オー!サカナ!!」 歌と踊りで「令和のお魚ブーム」巻き起こす
楽しい楽曲で水産業をもり立てようと、神奈川県小田原市がプロモーションソング「オー!サカナ‼」を制作した。音楽に合わせて市民らがダンスを踊るミュージックビデオ(MV)もつくり、10月からユーチューブの「おだわらおさかなチャンネル」で公開している。 【写真】市民らがダンスを披露する「オー!サカナ‼」のミュージックビデオの一場面=小田原市提供 「アジ サバ アンコウ イシダイ オシツケ 大発見!」――。 軽快なリズムに乗って小田原漁港に水揚げされる代表的な魚介類48種の名前が次々と歌に登場し、魚の名前を覚えながらダンスを楽しめる趣向だ。オシツケ(アブラボウズ)など独特の呼び名も織り込んで、地域色をにじませてもいる。 プロデュースしたのは市在住の音楽プロデューサー亀井栄(ひさし)さん。市出身のロックバンド「藍坊主(あおぼうず)」の藤森真一さんが作曲し、藤森さんと亀井さんが作詞した。8月から9月にかけて市がMVの出演者を一般公募し、寄せられたダンス動画を組み合わせてMVが完成した。 市水産海浜課が、消費者の「魚離れ」を食い止めたいと楽曲制作を企画した。かつて「サカナを食べるとアタマが良くなる」と歌ったPRソング「おさかな天国」が話題になったこともあり、小田原発の「オー!サカナ‼」で「令和のお魚ブーム」を巻き起こしたいとしている。(清水敬久)
朝日新聞社