【阪神】ゲラの来日初失点で借金2 打線ゼロ行進で西勇輝120球熱投が報われず
◆JERAセ・リーグ 阪神0―1広島(11日・甲子園) 阪神は打線がふるわず、連敗で借金2に後退した。0―0で迎えた9回に登板した新助っ人のゲラが6試合目の登板で来日初失点。先頭の小園の右前打からピンチを迎え、2死二塁で田村に中越えの先制三塁打を許した。そのまま今季3度目の完封負けを喫した。 打線が広島・大瀬良に苦戦。初回先頭の近本が左翼線二塁打で好機をつくったが、中野が左飛、今季初の3番で起用されたノイジーが空振り三振に倒れた。大山も左飛で先取点を逃すと、3回1死一、二塁でも中野とノイジーが凡退。6回1死二塁ではノイジーが二ゴロに倒れ、2死三塁で大山が見逃し三振に終わった。上位打線にチャンスであと一本が出ず、先発の西勇を援護できなかった。 西勇は8回5安打無失点の好投。序盤からテンポよくアウトを重ねた。4回は先頭の小園の飛球が遊撃と左翼の間にポトリと落ちて二塁打。無死二塁を迎えたが、後続を打ち取った。終盤まで隙を見せなかったが、120球の熱投も報われなかった。
報知新聞社