速水もこみちが40歳誕生日を迎え、キャリアと未来への展望を語る ― 注目ブランドの最新コレクションをまとって
8月10日(土)、人生の節目に迎えた俳優 速水もこみちが、GUCCI、DIOR、BURBERRY、FENDI、BOTTEGA VENETA、THE ROWの最新コレクションをクールに着こなしながら、これまでの俳優としてのキャリア、料理への情熱、そして嗜みへの深い愛情を語った。 【アザーカット写真集】速水もこみちの40歳アニバーサリーフォトギャラリー
速水もこみちが打ち明けた、40歳への想い
質問:40歳という節目を迎え、これまでキャリアの中で学んできたものとは? 速水もこみち(以下、速水):これまで一番印象に残っている出来事は、スカウトされたときの出会いです。今の事務所の方が街で声をかけてくれたことがきっかけで、この業界に入ることができました。もしその出会いがなかったら、今の自分は存在しなかったかもしれません。「それがあってこそ今の自分がある」と痛感しています。 「初心忘るべからず」と言いますが、当時からお世話になった方々への感謝、そしてそこで得たさまざまな経験を常に大切にしています。引き出しの奥にしまうのではなく、いつでも取り出せるように棚の上から2段目くらいに並べています(笑)。 質問:速水さんの身長(186cm)なら、上から1段目でいいんじゃないですか(笑)? では、40歳を迎えるにあたり、特に意識していることや今後の目標はありますか? 速水:これまでの経験を活かしながらも、さらに「自分の中で腑(ふ)に落ちる…心から納得できる仕事を今後はしていきたい」って考えています。若い頃はカッコつけていた時期もありました――ですが、今は心から湧き出る“自分らしさ”を一番大切にして、真剣に取り組んでいきたいと思っています。「以前は真剣ではなかった」というわけじゃなりませんよ(笑)。 ただ、年齢とともに経験も重ねてきたことで、 心と身体の波動が一致するような、体中に染みわたるような納得感がほしいと感じるようになってきたんです。そこで一番肝心となるのが、人と人とのつながりであることも学んできました。それは、料理をするようになってから特に…です。料理を仕事にすることによって、本当に多くの人とつながることができました。今後も、そのつながりを大切にしていきたいと思っています。 結局、本質を求めていくと、人と人とのつながりになるのだと思います。人の心の芯に目掛けてメッセージを発信できたか? それを感じてくれれば、その人も自分に心の芯からの解答をくれるのだと思います。「人と人が心から支え合ってこそ、素晴らしいクリエーションが生まれる」と信じています。これが、これまでのキャリアも含めて、40年の人生で学んできたことと言えますね。