新生竜のカギを握る“立浪殿の6人”【川口和久のスクリューボール】
重要となる五番打者
根尾の打撃を見守る立浪監督[右]
日本ハム・新庄剛志監督、ソフトバンク・藤本博史監督、中日・立浪和義監督と3人の新監督がスタートを切ったが、今回はその中で中日について書いてみたい。 中日は与田剛前監督の下で、投手陣の整備が着実に進んでいた。先発では大野雄大、柳裕也と左右の両輪がそろい、小笠原慎之介も安定感が出てきた。抑えのR.マルティネスにつなぐ中継ぎ陣も、又吉克樹が抜けたが、代わりに入った岩嵜翔がいい。一カ所バッティングで投げているのを見たが、ほとんどヒット性の当たりを打たれてなかった。故障さえなければかなり活躍すると思う。 加えるなら落合英二ヘッド兼投手コーチの存在だ。制球力の重要性を強調していたが、確かに、昨年までの中日は、チーム防御率がいいのに勝ち切れなかった。これは投打のかみ合わせだけでなく、ここぞというときの制球力に問題あると思っていた。落合コーチも、ずっと自分が戻ったら何をすべきかを考えてドラゴンズを見ていたんだろうね。 若手の注目は何と言っても・・・
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週刊ベースボール