まんが家のサイクルファッション事情|夏福のゆるポタコミックエッセイ vol.9番外編
まんが家のサイクルファッション事情|夏福のゆるポタコミックエッセイ vol.9番外編
「ロードバイクと出会ったことで、在宅ワークのひきこもりから解放された」というまんが家・夏福さん。人気コーナー「夏福のゆるポタコミックエッセイ」を連載するほどだ。ここではロードバイクを購入したばかりのころに起きる悩みや気付きを、夏福さんの実体験をもとにお届けする。 ▼いままでの連載はこちらから▼ 夏福のゆるポタコミックエッセイ。
サイクルウェアを模索
ロードバイクでの服装といえば上下ピタピタのレーシーなウェアですよね。 誰もが初心者の頃に抵抗があるあの服です。 サドルが硬いスポーツバイクに乗る時には股部分にクッションがついているレーサーパンツ、通称「レーパン」が必要なことは知っていたため、ロードバイク購入が決まった段階でネットで激安レーパンを購入しておきました。
快適な「わんぱくスタイル」
ただ、それ1枚で乗るにはあまりにも抵抗があったのでハーフパンツも購入し重ね着、上半身は手持ちのパーカーを着ることに。 ハーフパンツを履いているとはいえ下半身がより太い私はこれまで足が出ないゆったりとした服装以外考えられなかったので最初はモジモジしたものの、その動きやすさにハマりました。今ではすっかり慣れ、自転車やウォーキングといった体を動かす時にはもちろん、買い物やちょっとしたお出かけだったらハーフパンツ+スパッツで行動するようになっちゃいました。 我が家ではそれを「わんぱくスタイル」と呼んでいるのですが、日常生活がそれで快適に過ごせてしまうためわんぱくスタイルの服ばかりが増えていき、予定が入るたびに「どうしよう、わんぱくスタイルの服しかない!! ! 」「服を買いに行く服がない! 」と焦ることになりそこだけは困っています。
専用ウェアが必須と思い込んでいた……
上半身に関しては初期からずっとサイクルジャージは着ていませんが(1枚だけ持ってはいます)、自転車に乗っている時の汗問題で何度か失敗し試行錯誤した結果、夏も冬もまずは速乾性重視になりました。 夏の不快感はもちろん、冬の汗冷えのなんと辛いことか。スポーツ用インナー、スポーツウェアや速乾シャツを着用。私は早く走ることを目的としてはいないので空気抵抗とかは問題ないです。 とはいえ一時期「ロードバイクに乗っているのだから自転車専門のものを着ていなければならないのではないか」と思い込んでサイクルジャージを着ていない自分は初心者から脱せていない奴…と思っていたこともあったんですよ。ロードバイクの情報をほぼネットで得ていたので、SNSとかネットを見てると「そうあるべき」みたいに思い込んじゃうことってあるじゃないですか。そんな感じで。 それの流れでウィンドブレーカーやダウンといったアウターも専用じゃなきゃダメだよね…なんて思っていた時にたまたま、尊敬している先輩ローディーにどのメーカーのアウターを着ているのか聞く機会があって「私? 〇〇〇〇だよ! (有名量販店)」とあっさり返されなければならないに縛られていた私は「専用じゃなくてもいいんだ…!! !! ! 」と目から鱗が落ちました。細かいことを気にしすぎなんですよね私。 風でバタバタするのでフードがついていないもの、脱いだ時にサドルバッグに収まる嵩張らないものなど条件はありますがこちらも問題なく使用しています。