慣れ親しんだ”旧駅舎“との別れ…”新駅舎“開業の瞬間!「JR松山駅」激動の一日
南海放送
たくさんの人が待ち望んだ、新しいJR松山駅の開業。生まれ変わった駅舎に早朝から大勢の人が集まりました!そして愛媛のおいしい!を発信する新たな拠点、だんだん通りも大賑わい!その一方で、長年慣れ親しんできた駅舎との別れ…県都・松山の新たな顔、激動の1日です。
71年の歴史に幕 最終列車を待つ「旧駅舎」では
28日土曜日。最終列車の出発まで残り1時間を切った松山駅ではホームを埋め尽くすほどの人が訪れていました。電光掲示板やポスターなど駅舎の最後の姿をカメラにおさめようとシャッターを切る人たち。 松山市の女性: 「表示に出ていましたのでちゃんとご挨拶するんだなと思って撮ってました。感慨深いですね、やっぱりこの様子を目に焼き付けておこうかなと」
ちょうど71年前の1953年9月28日に営業を開始した2代目駅舎。 一日161本の列車が行き交う駅。午後10時46分発の八幡浜行きの列車で、その歴史に幕を下ろします。 西条から: 「きょうはお別れを言いにそしてありがとうを言いに来ました。このタイルを何度も通ったから解体するときにこのタイルだけでもくれんかなと思っちゃう」 男性: 「最後の日やけん現状を見たかった、さみしいですね。次の希望がありますけどね」 高松から: 「初めて社会人として四国に来たのが松山で本当に思い出深い駅で、ちょっと感動しすぎて言葉が出ない。新人の頃のことを思い出しながら写真撮っていました。ちょっとうるっと来ました」
71年間日常生活を、特別な旅を見守ってきた駅舎の最後に思いを馳せていました。 記者: 「JR松山駅の改札前です。最終列車を見届けようと、カメラを片手に多くの方が詰めかけています」 JR松山駅 野本明人駅長: 「さきほどこの2代目松山駅の最終列車が発車いたしました。71年間におよぶこの駅舎での鉄道営業を終了いたしました。大変さみしい気持ちもありますが、また同時に明日からの生まれ変わった新しい松山駅の歴史が始まることに胸が高まりますし、本当にわくわくしております」