カルダノが1ドルを超え──ビットコインはレンジ相場を継続
プログラム可能なブロックチェーン、カルダノ(Cardano)のネイティブトークンであるカルダノ(ADA)は過去24時間で12%上昇し、主要暗号資産(仮想通貨)の中でトップの上昇率を記録した。一方、ビットコインがレンジ相場で推移していることは市場全体に影響を与えている。 カルダノは1ドル(約155円、1ドル155円換算)を超え、3週間ぶりの高値を記録した。ビットコイン、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ドージコイン(DOGE)はいずれも2%未満の上昇にとどまった。時価総額上位の暗号資産を追跡するCoinDesk 20 Index(CD20)は1.57%上昇した。 トレーダーらは、ビットコインの価格動向が1月下旬までレンジ相場を続けると予測している。ドナルド・トランプ次期大統領が就任すると2月以降に上昇するとの予想だ。これはCoinDeskの分析で以前指摘されたとおりだ。 カルダノの上昇には直接的な材料はないが、カルダノブロックチェーンでは今後数カ月でいくつかの基礎的な開発が予定されている。これには、ビットコイン中心の分散型金融(DeFi)エコシステムや、カルダノのスケーラビリティ・ネットワークパフォーマンス・他のネットワークとの相互運用性を向上させるための継続的な取り組みが含まれる。 価格チャート分析によると、カルダノにはさらに30%の上昇余地がある。 CoinDeskのアナリスト、オムカー・ゴッドボール(Omkar Godbole)氏は、「カルダノの3日間の上昇により、価格は12月初旬の高値からの4週間にわたる下落を示すトレンドラインを上回った」と指摘。「このブレイクアウトとモメンタム指標MACDの強気のクロスオーバーが新たに発生したことは、12月3日の高値1.32ドルを再び試す可能性を示唆している」と述べた。 ゴッドボール氏は、「広く追跡されている14日RSIは下降トレンドラインを突き抜けようとしており、強気のプライスアクションを裏付けている」と述べた。 テクニカル分析では、MACDで強気のクロスオーバーが発生することは、価格上昇の可能性があることを示している。RSIではトレンドラインを突き抜けることは上昇の動きの継続を示す。 |翻訳・編集:林理南|画像:Pixabay|原文:Cardano’s ADA Zooms Above $1 as Bitcoin Remains Rangebound
CoinDesk Japan 編集部