19’センバツ龍谷大平安 名勝負選=番外 栄誉の選手宣誓 /京都
<第91回選抜高校野球> 春夏の甲子園で開会式の華といえる選手宣誓。龍谷大平安(平安、平安中)の選手として初めてこの栄誉に浴したのは、27回目出場となった第41回センバツ(1969年)の川本浩次主将だった。 抽選会で1番クジを引き、3月27日の本番では26校の入場行進などに続いて「選手一同スポーツマンシップにのっとり正々堂々と戦うことを誓います」と、伝統校らしくしっかりした口調で宣誓した。 チームメートからは励まされたり、冷やかされたりだったというが、大役を終えると「胸が締め付けられるような感動でいっぱいだった」と振り返った。 大会では初戦の2回戦で三重(三重)と対戦。1~4番に左打者を並べた強力打線が中盤まで沈黙したのが痛く、七、八回に1点ずつ返して九回も無死満塁と攻めながら得点できず、2-6で敗れた。この試合で勢いを増した三重は、紫紺の大旗を初めて伊勢路に持ち帰ることになる。【矢倉健次】 〔京都版〕