ハマス、停戦案で譲歩 イスラエル軍駐留認める 米報道
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は11日、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスが、イスラエルとの停戦条件で譲歩し、ガザへのイスラエル軍部隊の駐留継続を認めると停戦交渉の仲介国に伝えたと報じた。 ハマスはイスラエル軍のガザ撤退を主張してきた。 エジプトが提案し、米国が支持する最新停戦案では、60日間の停戦と米国人を含む最大30人の人質解放、パレスチナ囚人解放とガザへの人道支援が検討されている。報道によると、対エジプト境界地帯「フィラデルフィ回廊」とガザを南北に分断する「ネツァリム回廊」への一時的な駐留を認める考えに転じた。 また、8日にはカイロで仲介国に対して米国人や女性、年配者などを含む人質の名簿を提出。停戦合意に至った場合、直後に解放される見通しという。条件の一環として釈放を求めるパレスチナ囚人の名簿も合わせて作成した。