「原発で脱炭素・脱ロシア」のワナ|この週末に読みたい海外メディア記事3本|2022.06.04-06.10
原発は「解決策」なのか(C)Christian Schwier/stock.adobe.com
今週もお疲れ様でした。ウクライナ戦争によってエネルギー安全保障と気候変動対策の両立が喫緊の課題となる中、原子力発電に活路を見いだす国に警鐘を鳴らすのが、FA誌の 「ロシアの原子力覇権」 。核燃料用ウランのシェアを握るのはロシアとその同盟国カザフスタン、ウズベキスタンであり、原子力依存を高めてもロシア依存は解消されないという。新たな1週間を迎える前に、フォーサイト編集部が週末に熟読したい海外メディアの記事3本、皆様もよろしければご一緒に。Hope you have a great weekend! 「間もなく到来する『原油1バレル=150ドル』に備えよ」 ──米「フォーリン・ポリシー(FP)」誌が6月8日付でこのように刺激的な論考を掲載した。筆者は米イェール大ジャクソン国際問題研究所博士課程フェローのグレゴリー・ブリューで、その見立ては「緊急対策にもかかわらず価格下落の可能性はほとんどない」というサブタイトルにもよく表れている。
本文:3,347文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
フォーサイト編集部