自動車部品ボッシュ、欧州と中国に「真逆」の課題 ドイツ中心に5550人削減、中国は開発体制拡大
ボッシュ中国法人の総裁(社長に相当)を務める徐大全氏は、財新記者の取材に対してそう述べた。 クルマのスマート化に関して、ボッシュはもともとハードウェアとソフトウェアを統合したソリューションを目指していた。しかし徐氏によれば、中国では完成車メーカーによるスマート機能の自社開発のトレンドを尊重(して協業)する方向に、すでに舵を切ったという。 「中国市場で起きている変化は、やがて全世界に広がっていく。ボッシュ本社が中国法人の研究開発に大きな裁量を与えているのは、中国での経験の蓄積を将来のグローバル事業に生かすためだ」。徐氏はそう強調した。
(財新記者:安麗敏) ※原文の配信は11月23日
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