「エアーズロック」を目指して半日で450キロ爆走! やっと彼方に見えてきた巨大な岩山は「ウルル」じゃなかった!?【豪州釣りキャンの旅_15】
アリススプリングス空港で妻と合流してエアーズロックへ
オーストラリア・ノーザンテリトリー州でトヨタ「ハイラックス」ベースのキャンピングカー、アポロ「キャンパーバン」をレンタルして、釣り人としてバラマンディの大物を狙う23日間の旅をレポート。仲間とフィッシングを満喫した後は国立公園を一人旅。旅の終盤は、アリススプリングス空港で日本から来た妻と合流して、オーストラリア最大のランドマークであるウルル(旧称エアーズロックの現地名)を目指します。 【画像】アボリジニー・アートの中心地!「アリススプリングスの街」とオーストラリアの荒野を見る(10枚)
アリススプリングスは「オーストラリアのルート66」の中心地
アリススプリングス、1日目。朝、起きると小雨が降っていた。肌寒い。これまで旅行をしてきたノーザンテリトリー北部は、連日、快晴で30℃を超える日ばかりだった。 オーストラリアにもこんな天気があるのか、と荷物の中からパーカーを探しながら思ったが、1000km、東京~伊達紋別の距離を真南に降りたのだから、気候が変わっても当然だった。 今日は午後1時にアリススプリングス空港に到着する妻をピックアップして、ウルル(旧称エアーズロック)に向かう。できれば、4時ごろまでにはチェックインしたい。そう思って、ナビに入力すると……、何っ~! ウルルまで450km、4時間半もかかるのか! 勝手に2時間くらいと思い込んでいたが、今日もまたアウトバック激走である。 ちなみに、一般的に「アウトバック」というとオーストラリア内部の荒野を指すが、それとは別に「アウトバック・ウェイ」という道がある。西オーストラリア州のラバートンとクイーンズランド州のウィントンを東西に結ぶ開拓の道で、「オーストラリアのルート66」とも呼ばれている。アリススプリングスはそのアウトバック・ウェイの中心地で、ウルルまでのハイウェイは、その由緒正しい道の一部なのだ。
アボリジニー・アートの街を散策
洗濯をしながら朝食を取り、リゾートをチェックアウト。町中にあるスーパーマーケットの駐車場に「アポロ号」を止めた。もう、食料がすっからかんである。今日から2日間はウルルのリゾート、ユララのなかのキャンプ場に泊まる予定だ。食料や水を仕入れておかなくてはいけない。 買い物が終わり、ダウンタウンをブラつく。トッドモールというメインストリートで土産物屋を冷やかして歩く。アリススプリングスはアボリジニー・アートの中心地でもある。さまざまなテキスタイルやアートピースが並んでいる。なかには、欲しいものもある。この町にはもう一度、戻ってくるので、とりあえず今日は下見だ。 ブラブラ歩いていると、ありました! ツーリストでにぎわうレストランだ! ダーウィンでアジア飯を食べて以来、5日間、ずっと自炊を続けていた。体がまともな料理を欲している。メニューを見ると、どれもおいしそうで目移りがする。悩んだ末、ポーチドエッグとプルドポークのブレックファストにした。すると、これが大正解。うまい! 体にパワーが蘇ってきた。
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