手術から1年 2024年は最大限楽しむ年に! 42歳グルメブロガー、がんになる。(12) 毎日ビール.jp ユッキー
昨年スキルス胃がんとわかり、胃全摘の手術を受けて1年が経過しました。当時、治療に伴う副作用や、血液検査の結果で免疫機能の昇降をわたしなりに眺めながら、「やりたいことができない現状が歯がゆい」と思っていました。 人生の転機は3つの違和感から… 42歳グルメブロガー、がんになる。 毎日ビール.jp ユッキー(1) いまのわたしは、沖縄タイムス+プラス読者のみなさんが想像する以上に自由に動けています。歯がゆく思っていたひとつひとつを潰(つぶ)すように、やりたかったことを叶(かな)えています。人間、いつ死ぬのかわかりませんから、体の自由がきくうちにやりたいことをやり倒すのです! 今回はそんなお話。今回も、どうぞ最後までお付き合いください。
去年やれなかったことを取り戻せ!
息子の春休みに、神戸へ行ってきました。ママ友と母子×2組の旅です。 神戸といえば異国情緒を感じるすてきな街並みだったり、パンの激戦区でもありますし、そして阪神・淡路大震災という忘れ難いできごとが発生した街でもあります。訪れたいところがいろいろありましたが、今回の最大の目的はキッザニア甲子園(兵庫県西宮市)でしたので、子どもウケの良さそうな場所を巡ることにしました。
神戸の街は沖縄から直行便があり、アクセスが良く、宿泊費用も抑えられて、観光もできる。大都市な大阪と比べると、そんなメリットを感じました。ほぼ初めての神戸でしたけれども、良い印象を持っています。 宿泊地から電車移動して向かった本命・キッザニア甲子園は、相当混雑していました。6時間の滞在で、お仕事体験を三つしかできない混みっぷり。春休みのせいなのか、大都市圏のせいなのか、どうも来場者数が多すぎたようです。 タイミング良く体験できないことが続き、息子は不満と疲労が積み重なって不機嫌に。キッザニアは平日または秋休みに限るなぁ。これはわたしとしてもいい勉強になりました。
わたしが母子旅に出るのは、息子にいろんな経験をさせてあげたいから。息子は勉強も運動もそこそこ。どんなプロンプトを持ちかけても、パパッと回答できちゃうAI夫的な頭脳ではなく、おそらくわたしに似ているんだろうなぁと眺めています。 であればなおのこと、勉強や運動以外の面で、多くの経験をさせてあげたいのです。北海道の田舎で生まれ育ったわたしは、この点でとても苦労しました。世界がどれだけ広く、社会がどんな仕組みで成り立っているか。そんなことは誰も教えてくれず、わたしは20代後半以降に多くのモノ・コト・ヒトと関わり、苦労を重ねて、やっと社会というものを知りました。 おそらく同じように苦労するであろう息子には、社会を、世界を、早いうちに知ってもらいたいのです。そんな目的で、いろんな経験をさせてあげたいなぁと考えています。先日、宮古島を訪れたのもその一環。沖縄県を知り、理解を深めるきっかけになればなぁと思ってのことです。石垣島にもまた訪れたいし、船便でしか行けない離島にも一緒に行きたいなぁ。