JTB、健康管理は仕事のためだけではなく「自分ごと」 社員自身が主体となって取り組めるような職場風土の醸成に注力
小谷氏が説明する。
「心身が健康で、さらに自分に合ったワークスタイルで仕事ができれば、生産性が向上することは、誰もが理解できるでしょう。健康イベントの実施や健康アプリの活用は、歩いて通勤する、職場全員でイベントに参加する、休憩時間にストレッチをする、自身の健康状態や改善プログラムをチェックするなど、社員の健康への自分ごと化につながり、働きやすい環境で仕事ができることはメンタルヘルスの向上につながります」
健康への思いは熱い。
「パフォーマンスを最大限発揮するためには健康であることが必要不可欠です。そのために社員に健康の自分ごと化の重要性を理解してもらうための施策をさらに進めたいと思っています」 (取材・安達純子)
■株式会社JTB 旅行業を基盤に交流創造事業を展開。グループ社員数1万8663人(2023年3月31日現在)。1912年創立。経済産業省等の「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に認定。
【健康経営とは】従業員の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に実践すること。従業員の健康が生産性や企業価値の向上につながり、就活や転職先企業の指標にも。