連覇を目指す東芝ブレイブルーパス東京、今季もリーチ マイケルがキャプテンに就任
「AS ONE(チーム一丸となって)」というスローガンを考えているという指揮官は、今シーズンの改善ポイントに関して、「ラインアウトのデリバリー(ジャンプからSH/スクラムハーフまでボールを供給する過程)でミスが目立ったため、その遂行力、そしてディフェンス面で、もっとフィジカルに身体を当てられるようなシステムに変えていきたい」と話した。
リーダー陣に関してはキャプテン、副キャプテンは昨シーズン同様にリーチ、そしてHO(フッカー)原田衛と日本代表の2人が務める。さらにプレシーズンのキャプテンは、SO(スタンドオフ)/FB(フルバック)松永拓朗が担当することになった。
「リーチには断られるかなと思ったが、今シーズンは自分からやりたいと言ってくれて、マネジメントとしてはうれしく思う。原田がバイスキャプテンを務める。松永はまだ若いが、SOモウンガと良い関係を築けていて、昨シーズンのプレータイムも長く、チームへの貢献度も高い。心臓も強いのでプレシーズンを引っ張っていってほしい」(ブラックアダーHC)。
今シーズンも引き続きキャプテンを務めるリーチは「昨季の続きで、連覇するのはまた違う難しさがあって、新しいチャレンジをぜひ、やりたいと思った」と話した。パシフィックネーションズカップでの日本代表活動は、肩の負傷の影響もあり休んでいる。
しかし、フィジーに1週間ほど帰るなど、リフレッシュやトレーニングをしていたリーチは「現在のコンディションはバッチリ。JP(ジョン・プライヤー日本代表S&Cコーチ)からもらったスピードメニューと筋トレをやっていた。リハビリして強くなったから少しずつ身体が良くなっている。いつでもプレーできる」と声を弾ませた。
10月26日(土)、ラグビー日本代表はリーチの故郷であるニュージーランド代表と激突する。もし、リーチが出場すれば4度目の挑戦となる。リーチは「まだ選ばれるかわからない」と話したが、出場したいかと聞くと「120%」と即答した。