流れるような筆遣い 書家・山下虔華さん書画展 14日~10月27日まで/岡山・津山市
津山藩森家ゆかりの妙願寺=岡山県津山市戸川町=で、津山市小原の書家・山下虔華さんの書画展が14日から10月27日まで開かれる。市重文の庫裏や客殿などを巡り、詩や俳句を添えた阿弥陀如来などの仏画を鑑賞する催し。 【写真】阿弥陀如来を描いた山下さんの作品
森家と芸術の秋にちなんで、kenkaの世界「森・芸~御手」と題して開催。山下さんは父親が亡くなったことをきっかけに阿弥陀如来を描き始めたという。
神々しさを感じさせる仏画・写仏約30点を庫裏や客殿、本堂、茶室などに展示。可愛らしいわらべ仏も描かれ、正岡子規や宮沢賢治、市出身の新興俳句の旗手・西東三鬼らの作品を流れるような筆遣いで表現している。
午前10時~午後4時。拝観無料。初日午後1時半からは森順正住職と山下さんによるオープニングトークがある。
問い合わせは、同寺(TEL:0868-22-2677)。
津山朝日新聞社