女性初の米国大統領を目指すカマラ・ハリス、二人三脚で歩んできた夫ダグ・エムホフとの愛の軌跡
カマラ・ハリスとティム・ウォルズが大統領候補と副大統領候補として正式に指名された今、世界中の注目がこの2人に集まっています。 【写真】ダイアナ元妃の貴重な結婚生活フォトギャラリー 注目はそれぞれの家族―特にカマラ・ハリスの「混合家族」―にも向けられています。米国初の女性大統領を目指すカマラのそばには、長年にわたって彼女を支えてきた夫のダグ・エムホフがいます。奇しくも指名を受諾した日に結婚10周年を迎えた、カマラ・ハリスとダグ・エムホフのラブストーリーをご紹介します。
2013年、共通の友人がふたりを引き合わせる
「親友のクリセットが、私の電話を鳴らし続けていた」というのは、カマラの自叙伝『わたしたちの真実』の中の一節。 「私はミーティングの最中だったが、電話が鳴り止まない。最初の何度かは無視していたが、次第に心配になってきた。彼女の子どもたちは私のゴッドチルドレンだ。何かあったのだろうか? 私は彼女に電話することにした」 「『何があったの?大丈夫?』『ええ、すべて順調よ。あなたはこれからデートするの』と彼女。『私が?』『あなたが』と返す彼女は確信に満ちている。『つい最近この男性に会ったの。彼はキュートで、弁護士事務所の共同経営者で、あなたは彼のことがすごく好きになると思う。ロサンゼルスを拠点にしているけど、あなたはどうせ仕事でここに来るでしょう』クリセットは私にとって姉妹のようなもので、彼女と言い争っても無駄だということはわかっていた。『彼の名前は?』と私は聞いた。『彼の名前はダグ・エムホフ、でもGoogleで調べたりしないと約束して。考え過ぎちゃダメ。ただ彼に会うの。彼にはもうあなたの電話番号を教えたから、彼から連絡してくるはずよ』」 (後の2021年のインタビューでカマラは、実際は彼のことを調べたと認めています) 数日後にダグがメッセージを送り、彼女が返答し、翌日には話すことに。そして、その日の朝、カマラはダグから留守番電話が入っていることに気づきます。後にダグが回想したところによると、その経緯は以下の通り。 「その日は朝早く起きた。早朝ミーティングがあったんだ。職場まで車を運転する途中、君のことが頭から離れなくなってしまった。僕は自分自身に、『今は朝の8時半だ、彼女に電話するにはあまりに早過ぎる。バカげたことになる。そんな男になるな。とにかくやめろ。彼女に電話するんじゃない』と言い続けた。それから『なんてことだ、彼女に電話してしまった』『ああ、電話が鳴ってる』」 カマラの自叙伝によると、そのボイスメールは今も保存してあるのだとか。 ふたりはディナーの計画を立て、3度目のデートでカップルになったそう。