仕事が休みの日に保育園に預けるのはアリ? 現役保育士が答える、その時「絶対にやってほしくないこと」とは
保育園が難色をしめす理由は「子ども」?
仕事が休みの日に子どもを保育園に預けることについて、難色をしめす園も少なくはないかと思います。 親にしてみると子どもが一人いない方が仕事が楽になるからだろうと考えがちですが、実際はそこまで影響はありません。 例えば3歳児なら子ども20人につき保育士1人の配置の必要があると定められているので、1人休んだところで楽になるかと言ったら、正直そこまで大きく変わらないのが現状です。 仕事が休みの際に保育園に預けることに、良い顔をしないことの一つの理由として、「子どもを第一に考えてしまう」という保育士だからこその視点があります。 疲れているのかイライラして癇癪が多い。最近チックが見られるようになった……など、子供によっては保護者と離れる時間に不安やストレスを感じる姿を間近で見てるからこそ、「お休みであれば一緒に休ませてあげられたらいいのに」という考えを持ってしまうんですよね。 本当はリフレッシュを楽しんで、と見送りたい。でも子どものことを考えたら二の足を踏んでしまう。そんな保育士の気持ちも理解してもらえたらと思います。 とはいえ、保護者が仕事の休みの日に預ける理由はリフレッシュだけではなく、仕事で必要な試験勉強であったり、通院だったりすることもあります。保育士側も保護者が仕事休みだから預けるのはおかしいと思うのではなく、理解を示し双方で歩み寄っていけることが大切だと思います。
保育園に預ける時の注意点
仕事が休みの時でも保育園に子どもを預けることは、問題はありません。 厚生労働省が2018年に改訂した保育所保育指針にも子育て支援についての明記がされています。 『一人一人の保護者の状況を踏まえ、子どもと保護者の安定した関係に配慮して、保護者の養育力の向上に資するよう、適切に支援すること』という一文からも、それぞれの家庭環境を考え、保護者ごとに適した支援を行うことが求められています。 ですが、仕事が休みの日に保育園に子どもを預ける際、お願いしたいことが2つあります。