鹿児島県警 岩瀬新本部長が就任「信頼回復に努める」
南日本放送
鹿児島県警のトップ、新しい本部長に岩瀬聡警視長が就任しました。現職警察官らの不祥事が相次いだことを受け、岩瀬本部長は信頼回復に努める考えを強調しました。 (岩瀬聡新本部長)「信頼回復を得られるよう、本部長として責任をもって率先してやれることはなんでもやるという気持ちで頑張ってまいりたい」 きょう5日付けで県警の新しい本部長に就任したのは、岩瀬聡警視長(50)です。 東京都出身で京都大学を卒業後、1999年に警察庁に入り、茨城県警の捜査第二課長や警視庁警備第一課長などを歴任し、おととし10月からは警察庁交通規制課長を務めていました。 鹿児島県警では今年の4月以降、現職の警察官らが相次いで逮捕・起訴されるなど不祥事が相次ぎ、内部情報を漏えいしたとして起訴された前の生活安全部長は「野川明輝前本部長が不祥事を隠蔽するよう指示した」と主張。野川前本部長は隠蔽を繰り返し否定し、今月5日付けで警察庁に異動しました。 会見で岩瀬本部長は、相次ぐ不祥事について謝罪した上で、信頼回復に努めたいと述べました。 (岩瀬聡新本部長)「多大なるご心配ご迷惑をおかけしていることについて、県警責任者として深くお詫び申し上げる。信頼回復は険しい道だと思うし、一朝一夕になりうるものではないと思うが、県民の皆さまから県警が変わった、県警が変わり始めたと感じていただけるよう日々努力を重ねたい」
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