【叱らない子育て】怒鳴ることが日常になっているなら注意が必要!? 声を上げなくても子どもに理解してもらう方法
怒鳴らずに行動を変えさせる方法
1. 命令ではなく、協力を要請する。 「子供でも大人でも、『やれ、やりなさい!』と指示や命令されるのは好きではありません。子供はとくに独立心が強く、自分で選択権を持ちたいと感じています。大声や脅し、交換条件でコントロールしようとするのではなく、協力を要請するテクニックを活用しましょう」 例として、 命令:「おもちゃを片づけなさい!」 協力要請::「家族みんなで気持ちよく夕食を楽しむために、おもちゃを片付けてくれてありがとう」もしくは「おもちゃたちも気持ちよく眠れるように、お部屋に戻してあげると嬉しいです」 「“ありがとう” や “嬉しいです” という言葉は、自分が家族というチームの一員であることを示します。こうした言葉を使うことで、家族とのつながりを感じることができ、子供も友好的に受け入れられていると理解します。感謝という言葉は、子供には難しいと感じるかもしれませんが、その温かさを感じ取ることができるのです」 2.まず共感を示す 「子供が遊びに夢中で言うことを聞かない場合、無理にやめさせようとすると、激しい対立が生まれることがあります。まずは、子供が何に夢中になっているのかを観察してみましょう。例えば、ゲームに夢中であれば、子供の目線までしゃがんで『今日はこのゲームを楽しんでいるんだね』と声をかけ、今やっていることに関心を示してください。子供は嬉しくなって、いろいろと話し始めるかもしれません。まずは、そのおしゃべりに耳を傾けましょう。このような行動は、親が自分に興味を持っていると感じさせ、子供の抵抗を和らげる効果があります」 3.選択肢を与える 「子供に何かをしてほしい時には、『AかBかどちらがいい?』と選択肢を与えることで、『選択の自由がある』と感じさせ、子供の自主性を刺激することができます。例えば、ゲームをしている子供にお風呂に入ってほしい場合、『今お風呂に入るか、あと5分遊んでから入るか、どちらがいい?』と提案します。子供がどちらを選んでも、その選択を肯定的に受け止めてください。また、子供がこれまでの行動パターンをすぐに変えられないこともあるかもしれません。しかし、命令や怒鳴るよりも、共感し選択肢を与えることで、前向きな行動を促すことができることを覚えておいてください」