【股関節を360度回してほぐす】開脚攻略のための「股関節はめ込みエクササイズ」
憧れの開脚ポーズを攻略するために必要なのが、股関節の柔軟性です。しかし無理なエクササイズで股関節を痛める人は少なくありません。今回は股関節の構造を理解したうえで、安全に柔軟性をアップさせるワークを、西浦りさ先生がレクチャーします。 ◆動画で詳しいやり方を見る→【股関節を360度回してほぐす】開脚攻略のための「股関節はめ込みエクササイズ」 ■座りっぱなしで、股関節屈曲が続くとガチガチに! 「股関節は、骨盤側にあるお椀型の骨に大腿骨頭と呼ばれる球状の骨がはまっている球関節で、多方向に動くのが特徴です。しかしずっと座っていると、股関節は屈曲したまま維持されて動きが悪くなります。階段ではなくエレベーターやエスカレーターを利用する、徒歩ではなく車、電車、自転車を使うことが多く、日常生活の運動量が少ない人も股関節が硬くなります。大股で歩いたり、同じ姿勢を長く続けずこまめに立ち上がったり、動いたりするだけでも股関節が硬くなるのを予防できるので意識して行ってみましょう」(西浦りさ先生) ■股関節の柔軟性アップは、「全方向」に動かすのがコツ 「股関節の柔軟性を高める際、本来は様々な方向に動く股関節を一方向にだけ動かすと痛める危険があります。そこで今回は、四つん這いで股関節を360度動かす簡単ワークを紹介します。前後、左右にお尻で大きな円を描くように動かし、股関節をはめ込むイメージで行ってみましょう。効果を高めるには、お尻を回す動きに骨盤の動きが伴うと◎。詰まりや硬さを感じる人は、その部分をゆっくりと重点的に回してみてください」(西浦りさ先生) ■■股関節はめ込みエクササイズVer.2 目的と効果:股関節を様々な方向に動かし、詰まりや硬さを解消し柔軟性をアップ。骨盤の前傾・後傾を意識して動かすと、可動域が広くなり効果大。 ■■やり方 1.四つん這いになり、手は肩幅、膝は腰幅に開きつま先を立てる。 2.大きな円を描くように、お尻を前、左、後ろ、右に回す。右のお尻は左かかとにつけるイメージで、左のお尻は右かかとにつけるイメージで動かす。実際につかなくてもOK。左回り・右回りを10回ずつ行う。 3.次にお尻を後ろに引くときに骨盤を前傾、前に行くときに骨盤を後傾させるとより動きが大きくなる。左回り・右回り10回ずつ行う。 【講師:西浦りささん】 アジア初となるアクロヨガ指導者(Level2)。2013年からヨガの指導を始め、アクロヨガ、アシュタンガヨガ、逆立ちのWSなど幅広くレッスンを行い、笑顔溢れるクラスでは、とにかく楽しい!そして驚くほど身体が変わる!と定評がある。2018年から約2年間は拠点の東京を離れ、より多くの人へアクロヨガの魅力を伝えるため車で周る47都道府県ツアーを行い、年間約5000名以上への指導を実現。2020年には第一子を出産し、妊婦生活の経験をもとにマタニティヨガや産後ヨガ、親子ヨガにも力を入れ様々なライフスタイルに合わせたクラスを提供している。
ヨガジャーナルオンライン編集部