【速報】国際芸術祭「あいち2025」の参加作家が発表。沖潤子、小川待子、アドリアン・ビシャル・ロハス、ダラ・ナセルら。人間と環境の関係がテーマに
企画体制
すでに発表されていた芸術監督フール・アル・カシミに加え、以下の企画体制も発表された。 学芸統括:飯田志保子(キュレーター) キュレーター(現代美術):入澤聖明(愛知県陶磁美術館学芸員) キュレーター(パフォーミングアーツ):中村茜(パフォーミングアーツ・プロデューサー) キュレーター(パフォーミングアーツ):辻琢磨(建築家) キュレトリアルアドバイザー(現代美術):石倉敏明(人類学者/秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻准教授)、趙純恵(福岡アジア美術館学芸員)
中東情勢との関わり
会場からの質問で、昨今のイスラエルとガザの問題が本展のテーマや作家選定に影響を与えたかと問われ、アル・カシミはこのように答えた。 「私が中東出身の女性であるということと本展は無縁ではありません。しかし中東は以前から紛争や戦争を経験しており、1948年から続いています。戦争というのは新しいトピックではありません。こうした戦争や環境の問題を私自身はずっとテーマとしてきました。ですから、現在の状況から直接テーマや作家を選んだということではありません」 戦争や紛争、そして地球規模の環境破壊。本展はこうした現代を生きるうえで目を逸らすことのできない喫緊の問題に対し、中東をベースとする芸術監督の視点を通して向き合う機会になりそうだ。続報に期待したい。
福島夏子(編集部)