小学校の遊具から転落、児童が骨折 握り棒が経年劣化で回転 久留米
久留米市教育委員会によると、市立大善寺小で今月、複数の柱と横棒を組み合わせたはしご状の鉄製遊具(肋木(ろくぼく))から児童が転落し、腰の骨を折る事故が起きた。本来は固定されている横棒の握り棒が、経年劣化で回転したことが原因という。 事故が起きたのは7日午後5時ごろ。児童はいったん帰宅した後に学校に戻り、この遊具で遊んでいたが、約1.6メートルの高さで固定されているはずの握り棒が回転し、体勢を崩して転落した。 遊具は昨年12月の定期点検では異常はなかったという。市教委は11~13日、全ての市立学校64校の遊具451台を点検。このうち、腐食や劣化、金属のすり減りなどを確認した19校の39台の使用を中止にした。(西田慎介)
朝日新聞社