悪質タックル問題で関学が会見(全文3完)被害者、保護者に謝罪に来るのが筋
アメリカンフットボールの日本大学選手による悪質タックル問題で、関西学院大学が17日午後1時30分より会見を行った。会見には、関学アメフット部監督の鳥内秀晃氏とディレクターの小野宏氏が出席した。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】悪質タックル問題 日大からの回答書提出を受けて関学が会見」に対応しております。
日大の指導者陣と関学の監督、コーチ陣との信頼関係について
毎日新聞:毎日新聞の【キシ 00:54:23】と申します。よろしくお願いします。先ほど日大との信頼関係が、もう決定的に崩壊しているとおっしゃいましたが、それは現在の指導者、監督、コーチ陣に対する信頼関係が崩壊していると、そういう受け取り方でよろしいのでしょうか。 それとあともう1点、今の関学のアメフット部の部員の方々はやっぱり今回の件を受けて、部内の動揺とか、精神面のこととか、これについての話とか、部員たちはどのように受け止めているのか教えていただきたいと思います。 小野:1点目、日大の指導者陣と関学の監督、コーチ陣との信頼関係、ちょっと私のほうで崩壊してしまっている、それは関学【とアメフットボールの 00:55:18】今、の信頼関係というふうに言ってしまいましたけども、現場の指導者同士の信頼関係ということについては監督のほうから話します。 鳥内:やっぱり信頼関係ですけど、あの監督の下にコーチングがされていると。だけどそこに意見が言えない可能性があると。だからそういうことで本当に、学生たちを守れるかな、守れるのかなというのは疑問で、それはやっぱりわれわれの指導いうか、やり方と全然違うんでね、やっぱり受け入れられないというのが私の気持ちです。 小野:2つ目の、当該選手以外の関学のアメリカンフットボールの部員に関してなんですけれども、われわれのクラブの部長が、今、人間福祉学部の池野聡教授なんですけれども、この先生は社会心理でカウンセリングとか対人療法の専門家で、実践を兼ねてしておりまして、いわゆるトラウマ、PTSD等犯罪被害に遭われた方の心のケア等を専門にされておりまして、われわれのメンタルケア等をずっとケアをしてきていただいています。 たまたまこの4月からアメリカのUCLAにサバティカルで留学をされているんですけれども、早い段階から私のほうに、被害選手だけでなくチーム全体が非常に大きな心のダメージを受けているということを認識してくださいと。本来、スポーツをしている状態の中で起きるとは想定されていないことが起きる、起きている。それから自分たちの仲間がそのような悪意に基づいた行為において、けがをさせられてしまった、さまざまな感情が起きるというようなことがある中で、やはりそのダメージをどのようにケアをしていくかっていうことについての助言をメールで送っていただいておりまして、われわれのほうも監督から選手のほうにもお話をしておりますし、私のほうからも試合、選手のほうに話を、全員が集まったところで話をさせていただいています。 その先生からのご指摘の中でも、やはりなぜこういうことが起きたのかということが、きちっと究明をされるということが、われわれの選手の心理的なダメージを改善する非常に大きな要素だというふうに指摘を、助言をいただいておりますので、それもありますので、われわれもそのことを繰り返し要望しているという面があります。