プライベートクレジット企業と銀行が対決-パワースクール巡る取引
(ブルームバーグ): 米教育ソフトウエア会社パワースクール・ホールディングスのバイアウトを想定したデットファイナンス提供を巡りプライベートクレジット企業と銀行が競い合っている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
アレス・マネジメントやHPSインベストメント・パートナーズ、ブラックストーン、ブルー・アウル・キャピタルなどダイレクトレンダーは、このディール向けに約30億ドル(約4700億円)相当の債務パッケージ提供を目指している。関係者が非公式の取引を理由に匿名で語った。
一方、銀行からの提案には比較的小規模な債務と優先株が含まれると、別の関係者が語った。
パワースクールにはウォーバーグ・ピンカスやベイン・キャピタルといったプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社が買収に関心を示していると、ブルームバーグが先に報じていた。関係者によれば、資金調達の条件はまだ確定しておらず、変更の可能性もある。
アレスやブラックストーン、ブルー・アウル、HPSの担当者はコメントを控えた。パワースクールは電子メールでの発表文で、うわさや臆測についてはコメントしないと表明した。
原題:Banks, Private Credit Firms Face Off in PowerSchool Debt Deal(抜粋)
--取材協力:Gillian Tan.
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John Sage, Ellen Schneider, Ryan Gould, Paula Seligson