異例の猛暑 ようやく終息へ 次の3連休は西・東日本で大雨か 前線と台風の影響は
最高気温が35℃を超えるような異例の猛暑も、終わりが見えてきました。ただ、秋雨前線や熱帯低気圧もしくは台風の影響で、21日(土)からの3連休は九州から関東を中心に大雨のおそれ。最新の情報をこまめに確認を。
16日敬老の日 関東などでまとまった雨
明日16日(月)敬老の日は、北陸から関東付近に前線が停滞するでしょう。関東甲信は雨が降ったりやんだりで、局地的には激しい雨が降りそうです。北陸は明日の朝にかけて広い範囲で雨が降り、大雨になる所があるでしょう。24時間降水量は100ミリ近くになる所もあり、土砂災害や低い土地の浸水などに注意、警戒が必要です。 沖縄や九州から東海は晴れ間があっても、局地的にザッと雨が降るでしょう。九州南部や四国の太平洋側は、午前を中心に雨雲がかかりそうです。東北北部や北海道は、おおむね晴れるでしょう。 3連休最終日も真夏のような暑さが続く所が多く、福岡の最高気温は37℃と危険な暑さになりそうです。一方、秋の涼しい空気に入れ替わる北海道は、札幌の最低気温が13℃と、今朝よりヒンヤリするでしょう。
次の3連休 猛暑収まるが大雨のおそれ
17日(火)と18日(水)は晴れる所が多く、雨が降るのは局地的でしょう。天気や気温に変化が出てくるのは19日(木)頃。低気圧が北海道の北を通過し、22日(日)にかけて本州付近に前線が停滞する予想です。19日(木)から20日(金)は広い範囲で雨が降り、来週の3連休は九州から関東を中心に雨が続くでしょう。 また、熱帯低気圧の動向にも注意が必要です。今日15日(日)はフィリピンの東とマリアナ諸島付近で熱帯低気圧が発生しました。日本の南では熱帯低気圧や台風が発生しやすい状況が続き、20日(金)から22日(日)秋分の日は、熱帯低気圧もしくは台風が沖縄や東シナ海周辺を進む予想です。熱帯由来の暖かく湿った空気が本州付近に流れ込んで、秋雨前線の活動が活発になる可能性があります。九州から関東の太平洋側を中心に総雨量が多くなるおそれがあるため、今後の情報にご注意ください。 また、この雨で異例の猛暑も落ち着きそうです。九州から関東では、19日(木)にかけて最高気温が35℃以上の猛暑日の所がありますが、20日(金)以降は30℃前後の日が多くなるでしょう。20日(金)から21日(土)は北海道の上空1500メートル付近で3℃以下と、この時期としては強い寒気が北日本を中心に流れ込む予想です。札幌は晴れても最高気温が20℃前後、東京都心は25℃を下回る日もあり、急に涼しくなるでしょう。気温の変化が大きくなるため、服装でうまく調節をしてください。